金沢レセプト債訴訟・消費者問題

消費者問題のほか集団訴訟事件に関する報告などを取り上げています

訴訟経過(主に第1次提訴)~次回は10月17日となりました

 第1次訴訟については,争点等を絞り込むために,弁論準備手続に付されました。また,その審理方法として,テレビ会議システムを用いることになりました。具体的には,金沢地方裁判所とその他の裁判所とをテレビ会議でつないで,各裁判所に代理人が出頭して,弁論準備手続期日を行うということになりました。これにより代理人が一カ所に集まらずに審理を進めることができることになりました。

 通常の事件では,音声のみを結ぶ電話会議システムを利用するのですが,裁判所の電話会議システムは2カ所以上とつなぐことができず,また,本件では,被告ら代理人が多数に及ぶため,テレビ電話会議システムを用いることとなったようです。

 第1回弁論準備手続期日は,10月17日午前11時からと指定されました。今回から,弁論準備手続となったため,手続は非公開となります。原則として,当事者以外の方は,傍聴できません。 

 弁論準備手続期日は,当事者本人であれば傍聴できますが,口頭弁論以上に,傍聴者に内容がわかりにくい手続であるため,仮に傍聴されても,傍聴だけで手続においてなされたことを理解することは難しいものと思われます。

 また,弁護団としては,期日ごとに期日報告会を実施するのではなく,節目節目において,適宜に,訴訟経過を報告するという方式を採用することになりました。そのため,今後の期日については,ブログ等で概要はご報告するものの,詳細については,適宜に開催する期日報告会に委ねる予定です。開催時期については,訴訟の進行次第というところもあるため,現時点では,明示できません。

 なお,第2次提訴と第1次提訴は,今後,併合されることが見込まれるため,上記10月17日の弁論準備手続期日では,第2次提訴と第1次提訴が併合されて審理されることもあり得ると思われます。